瀬戸マサキのニュースレター『queer integrity』
『queer integrity』は、批評家・ライターの瀬戸マサキ(旧名マサキチトセ)が配信する、エッセイを中心としたニュースレターです。セクシュアリティやジェンダー、そしてそれらが人種・民族や障害、階層などと複層的に交わるさまざまな交差点(インターセクション)を、読者と一緒に旅してゆきたいと思っています。
詳しいプロフィールや、これまでに書いた記事、行った講演などの情報を下にリストアップしてあります。全文を公開しているものもありますので、気になる方はぜひ下にスクロールしてご覧ください。
ニュースレターの配信時期は不定期ですが、少なくとも月に一度くらいは皆さんの受信ボックスにお邪魔したいなと思っております。
「登録する」を押したあとに、サポートメンバーになることもできます。メンバー限定記事では、他媒体に掲載された文章(全文もしくは一部)や、講演等のイベントの報告(要約もしくは全文文字起こし)をしてゆきます。ただ、できるだけ多くのコンテンツを無料記事として出してゆきたいと思っていますので、サポートメンバー登録は「マサキへの応援」のつもりでやっていただけたら嬉しいな、と思います。
※価格はご登録の際に月300円から任意で決めることができます。
詳しいプロフィール
瀬戸マサキは、1985年生まれの批評家・ライターです。2022年11月まではマサキチトセという名前で発信していました。専門はクィア理論と社会運動論で、シカゴ大学修士課程中退(社会学)です。
SNS や YouTube、ポッドキャストなどは linktr.ee からどうぞ。
特に関心があるのは以下のトピックです。
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資本主義と LGBTQ+
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貧困二世・三世の LGBTQ+
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性的欲望に関する社会的言説の歴史
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セックスワーカーの権利と尊厳
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排外主義とインターセクショナリティ
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情報保障(字幕、手話、やさしい日本語など)
現代思想、Wezzy等に文章が掲載されています。詳しい執筆歴は下にあります。また、執筆歴にはありませんが大学の卒業論文は音楽の楽曲分析と歌詞分析でした(フェミニスト音楽学)。
お仕事等のご依頼、お問い合わせは chicomasak [at] gmail [dot] com まで。(その際は、おおよその原稿料/講演料を最初のメールにてご提示ください。)
ライターのお仕事の他に、某企業の労務管理や、オンラインで英語を教えたり、翻訳・通訳もやっています。2014年から2023年まで群馬県館林市でマイノリティフレンドリーなダイニングバー『FAT CATS』も経営していました。2024年からはオンラインで英語/英会話のプライベートレッスンを行っています。
栃木県足利市で生まれ、高校〜大学院の大半をニュージーランドとアメリカで過ごしました。今は埼玉県草加市に住んでいます。
セクシュアリティは「だいたいゲイ」です。(正確にはバイセクシュアルで、女性に対してはフレイセクシュアル、男性に対してはデミセクシュアルで、かつアロロマンティックでマロマンティックです。意味は「男女それぞれに性的魅力を感じるが、女性に対しては親密さが深まるほどその度合いが弱まり、男性に対しては親密さが深まるほどその度合いが強まる。恋愛的魅力を感じる頻度や度合いは一般的だが、その対象は男性のみである」となります。)
ジェンダーアイデンティティは「男性」です。(人称代名詞を2022年12月に they/them から he/him に変えました。ノンバイナリーだった時期が長いため、シスジェンダーに「戻った」というより、改めて男性に性別移行している感覚です。)
趣味はピアノ、音楽制作、カメラ(写真・映像)です。
執筆歴
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2023|「俺」を取り戻す旅(『エトセトラ Vol.10 周司あきら特集編集、特集:男性学』掲載)
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2020|あなたが書けたかもしれない紙面を奪ってまで(『現代思想』2020年10月臨時増刊号「総特集=ブラック・ライヴズ・マター」掲載|全文)
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2020|「MISIA、かっけー!」だけでいいのか 紅白に突如現れたレインボーに感じた興奮と戸惑い(Wezzy掲載|全文)
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2018|書評『セックスワーク・スタディーズ』(SWASH編・日本評論社)(日本女性学研究会「女性学年報」第39号掲載|全文)
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2017|社会は頑張って異性愛者を育んでいる 同性愛は先天的か後天的かの議論を超えて(Wezzy掲載|全文)
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2017|ダイバーシティは「取り戻す」もの 差別の歴史の中で生み出された"性的指向"と"性的嗜好"の違い(Wezzy掲載|全文)
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2017|排外主義と主流LGBT運動——「ヘイト」概念を超えて(『人権と生活』44号掲載|全文)
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2017|LGBTの次はSOGI? 看板を入れかえるだけでは失われてしまうSOGIの本当の意味と意義(Wezzy掲載|全文)
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2016|「不快な思い」とは何か 日本マクドナルドの対応から考えるメディアと差別の関係(Wezzy掲載|全文)
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2015|排除と忘却に支えられたグロテスクな世間体政治としての米国主流「LGBT運動」と同性婚推進運動の欺瞞(『現代思想』2015年10月号「特集=LGBT 日本と世界のリアル」掲載|全文)
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2014|科学の世界は男性優位? 女性のからだを表紙に使ったサイエンス誌に米国下院議員が抗議(ウートピ掲載|全文)
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2014|ヒラリー・クリントンも騙された……人権活動家ソマリー・マムの人助けは自作自演の行き過ぎた嘘だった【前編】(ウートピ掲載|全文)
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2014|「人助けは快感である」 反人身取引運動の活動家ソマリー・マムの辞職騒動から"正しい社会運動"を考える(ウートピ掲載|全文)
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2014|上から目線の男の解説にうんざり! あなたの身近に必ずいる「マンスプレイニング系男子」とは?(ウートピ掲載|全文)
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2013|「女も強く輝け」というプレッシャー パンテーンのCMにネットで賛否両論(ウートピ掲載|全文)
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2013|もし明日あなたがセックスワーカーになったら? 労働環境、相談所など、知っておきたいいくつかのこと(ウートピ掲載|全文)
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2013|映画評「R/EVOLVE-結婚と平等とピンクマネー」(関西クィア映画祭パンフレット掲載|全文)
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2013|生活保護とクィア(シノドス掲載|全文)
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2010|書評『ことばとセクシュアリティ』(著:デボラ・キャメロン、ドン・クーリック)。『論叢クィア』第三号(日本クィア学会)掲載。
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2009|「カムアウトできる」「カムアウトできない」というレトリックの問題(インデペンデント・マガジン Pe=Po vol.1 掲載)
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2009|児童ポルノとフェミニズム(国際基督教大学ジェンダー研究センターニュースレター第11号掲載)
講演・イベント出演
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2024|高崎経済大学地域科学研究所にて講演「性にまつわる議論の『すれ違い』」
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2024|モンタナ州立大学にてゲストレクチャー「LGBTQ+ Issues in Today's Japan」(オンライン)
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2022|モンタナ州立大学にてゲストレクチャー「Queer Dilemmas(クィアのジレンマ)」(オンライン)
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2022|オンライン音声イベント『#Bなに(LGBT の B ってなに)』ゲスト出演
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2022|長野県社会福祉協議会研修「『LGBTQ+ の人々に寄り添う』とは」講師
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2022|マイクロアグレッション連続講座第6回「性的指向に関するマイクロアグレッションと異性愛主義」ゲスト出演
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2022|異文化コミュニケーション学会関西支部(共催:全国語学教育学会)にて講演「偏った教え方、偏った言葉、疎外された生徒」※アーカイブ動画あり(ご連絡頂ければ URL をお送りします)
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2021|明治大学(根橋ゼミ)にてヒューマンライブラリー企画にゲスト参加
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2021|大手前大学にてゲストレクチャー「When Death Do Us Part(死が二人を分かつ時)」
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2021|有志による非公開の性暴力関連イベントにゲスト参加
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2021|英 Hyper Japan カンファレンスの『LGBT+ Japan Online Panel』に登壇 ※アーカイブ動画
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2020|国際基督教大学(ICU)の学生インカレ団体 PRISM とのトークイベント
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2020|書評会(全体評者として)吉野靫『誰かの理想を生きられはしない――とり残された者のためのトランスジェンダー史』
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2020|大手前大学にてゲストレクチャー「LGBTQ+: Outside the Framework of Freedom and Choice(LGBTQ+:自由と選択の枠組みから外れて)」
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2020|モンタナ州立大学にてゲストレクチャー「Being Queer in a Suburb in Japan(日本の郊外でクィアとして生きること)」
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2020|セクガク2020のイベント『男「性」を問い直す』登壇
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2020|足湯cafe&barどん浴でのイベント『「ふれる社会学」トークイベント ダイバーシティにふれる』登壇 ※イベント詳細
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2020|館林ライオンズクラブ(群馬県)定例会にて講演「私たちの多様な性とライフスタイル」(全文)
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2019|Sex and the Live! によるイベント『レペゼン地球署名キャンペーントークイベント~「分断」と向き合うために、今、語ろう。~』のトークセッションに参加 ※イベント詳細 ※イベント報告
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2019|大手前大学さくら夙川キャンパスにてゲスト講師(「You Speak Good (Bigoted) English!」)
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2019|早稲田大学演劇博物館主催イベント『エンパクに虹をかける - LGBTQ 入門』にて、講演「"ということになっている"社会の息苦しさ」、及び久保豊氏・大賀一樹氏とのクロストーク ※イベント詳細 ※アーカイブ動画 ※イベント報告 ※全文文字起こし
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2018|レインボーなごや主催シンポジウム&パレード『LGBT の夢と現実』にて登壇「LGBT の中の多様性と連帯」 ※イベント詳細 ※イベント報道 ※全文文字起こし
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2018|青山学院大学にてゲスト講師 "Bad Like A Native: Learning English as a minority (especially queer) person"
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2018|埼玉県高等学校図書館研究会にて図書館司書や高校教員向けの講演「多様性から目を背けない学校環境のために」 ※原稿全文
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2018|法政大学国際高等学校にて教員向け研修「型通りの『理解』が握りつぶす生徒の多様性」
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2018|在日本朝鮮人人権協会・性差別撤廃部会による連続講座の第1回「排外主義とセクシュアリティを考える」にて登壇 ※アーカイブ動画(前編) ※アーカイブ動画(後編)
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2017|青山学院大学にてゲスト講師「社会批評としてのクィア理論:クローゼットと同性婚の議論を通して」
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2017|高崎経済大学にてゲスト講師「同化主義とラディカリズム、アイデンティティポリティクス」
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2017|群馬県館林市の『スペアリブの店 FAT CATS』にて牧村朝子さんとクロストーク
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2017|青山学院大学にてゲスト講師「規範、周縁化、社会運動の戦略、同性婚」
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2017|日本産業カウンセラー協会北関東支部による連続講座『ダイバーシティ(多様性)社会に向けて』において講座「働くLGBTのホンネ」
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2016|小松サマースクール2016にて高校生向けの講演およびディスカッション参加 ※原稿全文
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2015|コミュニティセンター akta にて Janis さんと対談「わたしたちのピンクウォッシング」
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2011|上智大学ワークショップ『日本とJapanとクィアとqueer——日本におけるクィア・スタディーズの多様性と『グローバル』クィアの考察』にて発表「わたしの〈クィア〉とあなたの〈クィア〉は違う:グローバルでないドメスティックなクィアの不可能性」 ※原稿全文
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2010|英国日本研究協会にて学会発表「児童ポルノと法:反規制言説におけるナショナリズム」
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2008|国立女性教育会館年次大会にて「インターネット時代のクィア・アクティビズム」ワークショップ『情報発信メディアと男女共同参画の視点—ミニコミからインターネットまで 多様な取り組み事例から』にて発表(司会、発表者、ディスカッサントとして参加)
メディア掲載・出演・その他協力等
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2022|第二回東京トランスマーチにてブース出展(本&ZINE即売会)※報告
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2022|漫画作品(タイトルその他未定)にエピソード参加
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2021-2022|アニメ作品『Lost Stars Planet』字幕翻訳参加
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2019|日本のLGBTの文化についてのドキュメンタリー『QUEER JAPAN』(監督: グレアム・コルビーンズ)出演〈英語・日本語〉※映画情報
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2019 | 『PinkNews』(イギリスの LGBTQ メディア)のスナップチャットストーリーシリーズ「Being Gay in Japan is HARD」に出演 ※動画(スマートフォンアプリ経由でのみ視聴可)〈英語〉
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2018 | 『Badi』創刊25周年特別記念号内「Next Gay YouTuber」特集ページ掲載 ※雑誌情報 ※報告
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2018 | 『Anime Feminist』のポッドキャスト「Chatty AF」72話「BL Manga」にゲスト出演 ※ポッドキャスト〈英語〉
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2018 | 『Anime News Network』による、自民党・杉田水脈の発言についての取材 ※記事全文〈英語〉
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2018 | 『Anime News Network』による YouTube 動画の紹介記事 ※記事全文〈英語〉
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2018|横浜市男女共同参画推進協会『フォーラム通信』のインタビュー ※記事全文
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2016|Global Voices の Navin Thompson による紹介記事 ※記事全文〈英語・マダガスカル語・スペイン語・ギリシャ語〉 ※筆者Navin Thompson氏のツイッター
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2016|日本文化とフェミニズムを扱うイギリスのウェブサイト『Anime Feminist』によるインタビュー ※インタビュー全文〈英語・日本語〉 ※エスペラント語訳
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2009|国際基督教大学ジェンダー研究センターニュースレター第12号にて対談「セクシュアリティと政治がご専門の CHALIDAPORN SONGSAMPHAN先生(2009年春特任教授)とポルノグラフィーについて対談しました」 ※記事全文〈日本語・英語〉
その他
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お詫びとご報告 元交際相手に対してのお詫びと、それを踏まえての皆さんへのご報告(2022年9月30日)
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