小山エミさんがご逝去されました

エミさんと愛犬エイドリー 2018年12月8日 ワシントン州シアトルの映画上映会にて(撮影:山口智美)
6月11日(現地時間6月10日)、エミコヤマ/小山エミ/macskaさんがご闘病の末、米国ワシントン州シアトルの病院で亡くなられました。エミさんは最期、彼女のご家族や、大切な人々に見守られながら旅立ちました。家族を愛し、友人に寄り添い、他者を尊重する愛情深い人でした。
エミさんは長年に渡りアクティビストとして性暴力やDVの被害者支援や性産業従事者支援、インターセックス当事者の権利向上、クィア/トランス当事者の解放運動、日本軍「慰安婦」問題の解決に向けた運動、さらには国際養子をめぐる問題の提言活動など幅広い活動を展開してこられました。それに加え、書籍、論文、雑誌記事の執筆、そして様々なオンラインでの発信によって、彼女の拠点である米国内はもちろんのこと、米国以外の活動家、研究者、マイノリティ当事者にも大きな影響を与えました。
私たちもまた、エミさんの日米両方におけるアクティビズムや言論活動に多大なる影響を受けてきました。住んでいる場所は離れていても、日常的に連絡を取り合いさまざまなことを語り合った本当に大切な友人でもありました。
きっと多くの方々が、それぞれのかたちでエミさんから沢山のものを受け取ったのではないかと思います。
どうか共に悼み、エミさんを想って下さると幸いです。
また、エミさんの愛犬キティはご家族のもとにいます。ご安心下さい。
そして、一つお願いがあります。
エミさんが近年とりわけ力を入れていた運動のひとつが、地元シアトルでの「アイリーンズ (Aileen’s)」という団体の運営です。アイリーンズは、地域で性産業に従事する女性らのウェルビーイングと自己決定権の向上を目指す団体です。当事者を中心とした運動の場であるとともに、安心して過ごせる居場所でもあります。
今、そのアイリーンズの存続がエミさんのご逝去によって危ぶまれています。どうか、アイリーンズへのファンドレイジングにご協力をお願いできないでしょうか。これはエミさんのご闘病中に運動仲間が立ち上げ、現在も継続しているものです。エミさんはこの団体の運営にご尽力され、引継ぎの準備に心を砕かれていました。ご闘病中のエミさんに寄付を申し出た人たちに対しても、彼女は「その分をアイリーンズに寄付して」とお願いされていました。それだけアイリーンズはエミさんにとって大切な活動だったのです。エミさんを想って下さる皆様のそのお力を、どうかアイリーンズへのご寄付として分けて頂けないでしょうか。
ファンドレイジングの詳細はリンク先をご覧ください。英文です。
アイリーンズのサイトは以下のリンクからご覧ください。
2026年6月13日
荻上チキ
斉藤正美
瀬戸マサキ
なつき @sakanazuki-ntk.bsky.social
なんばりょうすけ
山口智美
エミさん、ありがとうね。生きてくれて。私に出会ってくれて。たくさんいろんなことを教えてくれて。
エイドリーには会えたかな。迎えに来てくれたかな。羽の色を白にしたバージョン描くの後回しにしてて、間に合わなくってごめん。
あぁ、パスポート取ったのになあ。また直接会いたかったなあ。早いよー。早すぎー。

エミさんと 2010年1月11日 オレゴン州ポートランドにて(撮影:向井アンナ)

エミさんと 2010年12月14日 オレゴン州ポートランドにて(撮影:瀬戸マサキ)


いつもエミさんがたくさん送ってくれた私の世界で一番大好きなお菓子コーンナッツ(ランチ味)
すでに登録済みの方は こちら

